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入札マーケット動向マンスリーレポート(2022年8月度)

入札マーケット動向マンスリーレポート(2022年8月度)

 「入札マーケットに参入する“きっかけ”を生み出す」ことを目的に、入札に関する情報を分析・提供する入札リサーチセンターは、入札マーケットの動向に関するレポート2022年8月度を公開します。

 

公示案件数 と 落札案件数 の推移

公示案件数

 

【官公庁入札】2022年8月度の公示案件数グラフ

 

8月の公示案件数の総計は163,513件で、前年比114%となりました。

 

落札案件数

【官公庁入札】2022年8月度の落札案件数グラフ

 

8月の落札案件数の総計は 132,053件で、前年比110%となりました。

 


<集計条件>
・各発注機関WEBサイトで公表され入札情報速報サービスNJSSに登録された月をベースに算出
・案件数は、入札案件公示がなく落札結果のみ公表されている随意契約等の案件も含めた集計結果

 

エリア別 公示案件数

【官公庁入札】2022年8月度のエリア別の案件数グラフ

8月のエリア別公示案件数は、「北海道・東北」エリアが前年比170%以上となりました。

「青森市役所」「岩手県庁」に多量の契約実績公表があったことが件数増加の要因となります。

 


<集計条件>
・各発注機関WEBサイトで公表され入札情報速報サービスNJSSに登録された月をベースに算出

・案件履行場所が複数の都道府県に該当する場合は、1案件に複数の都道府県が付与されるため重複あり

※都道府県別集計や年間推移データをご覧になりたい方はお問い合わせよりご連絡ください。

 

業種カテゴリ別 公示案件数

【官公庁入札】2022年8月度の業種別の案件数グラフ

 


<集計条件>
・入札情報速報サービスNJSSにて独自に分類した業種カテゴリ別案件数データを集計
・各発注機関WEBサイトで公表され入札情報速報サービスNJSSに登録された月をベースに算出

・ひとつの案件に複数の業種カテゴリが付与されることがあるため案件数の総計は月の案件数総計と差異が発生

・案件に関連する複数の業種カテゴリが付与されることがあるため、業種で絞り込みを行う際には意図しない業種が含まれている場合あり
※  業種[大カテゴリ32種]にて集計(詳細な業種[中カテゴリ85種]集計データをご覧になりたい方はお問い合わせよりご連絡ください)

 

落札金額の推移

【官公庁入札】2022年8月度の落札金額推移のグラフ

 

落札金額は、前年度とほぼ同じとなりました。

 


<集計条件>
・落札金額は、各発注機関ごとに公表された落札結果を収集した合計値(同一案件が複数機関で公表されている場合もあり)

・各発注機関WEBサイトで公表され入札情報速報サービスNJSSに登録された月をベースに算出

 

入札案件 検索キーワード TOP20(2022年8月) NEW

入札案件検索キーワードランキング(2022年8月度)

 

検索回数NO.1は「派遣」となりました。

「コロナ」「警備」「電話」なども順位を上げました。

 


<集計条件>
・入札情報速報サービスNJSS内で検索されたキーワードでランキング算出

 

入札マーケット 分析データ

国の機関(省庁)の「物品・役務」入札参加に必要な全省庁統一資格の資格保有企業数から入札マーケットを分析

 

全省庁統一資格保有 全企業数 : 56,073社(2022年8月度)

企業規模別の割合(全企業)

 

全省庁統一資格 保有企業規模割合(2022年8月度)

 

全省庁統一資格保有 新規企業数 : 1,005社(2022年8月度)

企業規模別の割合(新規登録企業)

 

全省庁統一資格 保有企業規模割合 新規企業(2022年8月度)

 

全省庁統一資格を新たに取得した新規企業のうち、中小企業は42,19%、小規模企業は41,79%となりました。

 


<集計条件>
・全省庁統一資格有資格者名簿より集計
・企業規模は、中小企業庁「中小企業者の定義」 による判定

 

 

データから読む入札マーケットの動向(2022年8月)

8月度は、公示案件数、落札件数ともに前年比で約10%の増加となっていましたが、落札金額は前年比で約10%の減少でした。これは、前月の7月度に金額の大きい案件が多く公表されたことで、比較的金額の小さい案件の割合が多かったことによります。

 

8月に着目したのは、「医療・医薬・福祉関連」の業種です。
新型コロナウイルスに関連すると思われる案件は、1331件と全体に対する割合が低いものの、前年比で148.1%となっており、その中でも特に「ワクチン」に関連する案件においては205.8%と大きく伸びていました。この背景には、第7波の到来で3回目接種に関する案件と、4回目接種に向けた対策準備の案件が同時に進んでいたことによるものと思われます。

 

その他では、安倍元首相の国葬に関連する案件は1案件/日あたりの閲覧数が平均閲覧数と比較して500.0%(※1)と突出しており、注目度の高さが伺えました。

 

<※1:集計条件>
・ 2022年8月18日にNJSS新規案件登録された2426案件と、国葬案件の比較
・2022年8月18日~9月7日迄の3週間のPV集計を元に1日あたりの平均PVを算出

 

入札リサーチセンター長 杉山 純一

 


 

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