入札案件公表が多い自治体ランキング2023 【千葉県版】

入札リサーチセンターは、今回、「入札情報速報サービスNJSS」が保有する入札情報のビッグデータを活用し、『 入札案件公表が多い自治体ランキング2023 【千葉県版】』を発表いたします。

地域ごとの入札傾向を読み解くことで、より多くの方に入札市場へ興味を深めていただくきっかけとなることを目的としています。

入札案件公表が多い自治体ランキング 2023【千葉県版】

2023年1月1日～2023年12月31日に「入札情報速報サービスNJSS」に登録された入札・落札案件を集計し、公表された入札案件数が多い自治体をランキングにしました。
※都庁・県庁・外郭団体を除く自治体（市区町村）が対象

順位	自治体	案件数（年間）
1	柏市	6,802
2	千葉市	3,530
3	船橋市	3,214
4	市川市	1,223
5	成田市	1,209
6	松戸市	1,119
7	習志野市	1,041
8	流山市	997
9	市原市	920
10	館山市	701
11	浦安市	612
12	野田市	546
13	佐倉市	515
14	八千代市	506
15	我孫子市	472

＜入札案件公表が多い自治体ランキング2023：集計条件＞

・集計期間：2023年1月1日～2023年12月31日
・各発注機関Webサイトで公表され、「入札情報速報サービスNJSS」に登録された入札案件をもとに算出
（案件登録日をベースに集計）
・都庁・県庁・外郭団体を除く、自治体（市区町村）が対象

入札案件公表が多い自治体【千葉県版】入札傾向と注目の案件

千葉都での入札案件の公表が最も多かった自治体は「柏市」となりました。月別の案件数推移を見ると、9月に最も多くの公表があり、他の月では全体的に公表が少ない傾向が見られます。このことから、9月にまとめて公表される傾向がある機関と推測されます。また、入札形式に関しては、「随意契約」が80％以上を占めており、9月にまとめて公表された案件の大部分が随意契約であると推測されます。

千葉県の入札案件公表が多かった自治体、第2位は「千葉市」となりました。月別の案件数の推移を見ると、特に2月に多くの入札案件が公表されていましたが、年間を通して毎月200件以上の案件が公表される月が多く、コンスタントに入札案件が公示されている機関と言えます。入札形式においては、「一般競争入札」が53.3％と半数以上を占め、その後に続くのは「希望制指名競争入札」が多く公表されていました。全体の80％近くが競争性のある入札形式で入札が実施されており、これにより透明性が確保され、公正かつ公平な競争が促進されていると言えます。落札金額の合計は1040億を超え、これは千葉県内の自治体の中で最も高い結果となっています。

千葉県の入札案件公表が多かった自治体、第3位は「船橋市」となりました。月別の案件数推移を見ると、10月に最も多くの入札案件が公表されていました。入札形式では、「指名競争入札」が45.4％で最も多く、次いで「随意契約」が31.7％となりました。「指名競争入札」は、官公庁や自治体があらかじめ選んだ業者で入札を行う方式です。事前の審査や実績に基づいて参加業者を制限するため、安全性が高いという利点があります。「船橋市」の落札金額合計は300億を超え、千葉県内の自治体の中で2番目に高い結果となっています。

＜入札傾向：集計条件＞

・集計期間：2023年1月1日～2023年12月31日
・各発注機関Webサイトで公表され、「NJSS」に登録された入札案件をもとに算出（案件登録日をベースに集計）
・都庁・県庁・外郭団体を除く、自治体（市区町村）が対象

入札案件公表が多い自治体【千葉県版】まとめ

入札案件公表が多い自治体ランキング2023 【千葉県版】の結果はいかがでしたでしょうか？

入札案件公表が多い自治体ランキング【千葉県版】では、「柏市」が1位となりました。

入札傾向では、月別の案件推移から、自治体によって公表時期にバラつきがあることがわかりました。全般的には予算の流れと連動して6月・10月に案件が増える傾向にありますが、自治体ごとに異なる傾向も見られるため、対象としている自治体の動きを把握することは、逃すことなく入札情報を得ることにもつながるといえるでしょう。

入札形式では、「随意契約」「一般競争入札」「指名競争入札」と、自治体によって行われる入札形式も異なり、その割合も傾向が分かれました。

これらのデータは、地域の行政や経済の動向を的確に把握し、数々のビジネスチャンスや市場への参入機会を見逃さないための貴重な情報源となります。

この機会に、千葉県の入札案件に参加してみませんか？

入札市場は数多くの多様な案件が公表されており、貴社の事業やサービスを拡大するチャンスが広がっています。ぜひ、この入札マーケットでの新たな可能性に挑戦してみてください。

まずは、自社に合った入札案件がどれくらいあるか、「入札情報速報サービスNJSS」で探してみることからスタートしてみましょう。