一般競争入札では最近、価格と価格以外のいくつかの要素を総合的に評価し、落札者を決める総合評価方式が増えてきています。
そこで、今回はその総合評価方式とは、どういったものなのか、というところをもう少し掘り下げてみようと思います。
加算方式による総合評価型入札
例えば、ある美術館施設の維持管理の入札案件では、加算方式(総合評価点=技術点+価格点)による総合評価型入札が行われました。
審査項目と配点は次の通りでした。
1.サービスの価格 85点
2.事業の安全性 5点
3.周辺環境への配慮 7点
4.業務内容 3点
この入札案件を落札したのは、入札額が2番目に低かった企業です。
「サービスの価格」以外の3項目で高得点を得た結果、価格での得点差を挽回したということです。
総合評価方式では技術点が重要
このように総合評価方式では、価格が1番低くなくても技術点次第で、十分落札が可能です。
すなわちサービスの価値の高いものであれば、たとえ価格が最も安くなくても購入しようというのが、総合評価方式による入札の考え方だと言えます。
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