以前の記事で「全国の自治体DX推進計画を一斉調査!」を公開し、全国の約1,740自治体中、691自治体が「自治体DX推進計画」を策定していることをお伝えしました。
それに対し、ユーザーの皆さまからは、
・計画書の数が多すぎて、全てに目を通すことはできない
・特徴的な取り組みをしている自治体を教えて欲しい
といったお声を頂戴いたしました。
そこで今回は、691自治体の「自治体DX推進計画」に記載されている内容を分析し、自治体ごとの特徴を一斉調査しました。
具体的には、DX関連の90のキーワードが、各自治体DX推進計画でどの程度の回数・頻度で登場するかを分析しました。
ここでは、調査結果の概要を3つのポイントに絞ってお伝えします。
「自治体DX推進計画」のキーワード分析:調査結果
① 特定の分野に力を入れている自治体が存在する
各自治体の自治体DX推進計画において、『DX関連の90のキーワードがどの程度の頻度で登場するか』を分析しました。
この結果、例えば「AI」という単語の出現回数が占める割合の平均値は1.77%ですが、7%以上という高い頻度で「AI」という単語が登場する自治体が16自治体あることがわかりました。
例えば京都府庁は、「AI」という単語の出現割合が9.7%であり、AIの利活用に力を入れていることがわかります。
実際に京都府庁の計画書を見てみると、防災から医療分野、産業・観光から農林水産業まで、幅広い分野でAIを活用しようとしていることが見て取れます。
[引用]京都府庁のDX推進計画「京都府スマート社会推進計画」
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/gyosei-shiryo/dxstrategy.html
② DX関連の幅広い分野に力を入れている自治体が存在する
DX関連の90のキーワードのうち、『何種類のキーワードが登場しているか』についても自治体ごとに差異が出ました。
691自治体の平均は32.2キーワードでしたが、うるま市は64キーワード、三鷹市役所は63キーワード、福岡県庁は58キーワードが登場するなど、幅広い分野に取り組んでいることがわかります。
[引用]福岡県庁のDX推進計画「福岡県DX戦略 」
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/gyosei-shiryo/dxstrategy.html
③ DX計画に対する力の入れ具合に差がある
DX関連の90のキーワードの『総出現回数』にも差異が見られました。
1計画書あたりの出現回数の平均値が約433回、中央値が357回ですが、富山市役所は3,943回、愛知県庁は2,079回出現していました。
実際にこうした自治体のDX推進計画はページ数も多く、富山市役所の場合は232ページ、愛知県庁の場合は146ページに渡ります。
一方で、総出現回数が50回以下の自治体も34ありました。
このように、一言で「自治体DX推進計画」といっても、力の入れ具合には差異があるのが現状です。
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