政令指定都市とは、都道府県の事務のうち一定のものを処理する権限が与えられた人口50万人以上の政令で指定された市をいいます。
政令指定都市が処理する都道府県の事務としては、福祉、衛生に関する一定の事務、都市計画、土地区画整理事業に関する一定の事務などが定められています。
政令指定都市の人口規模は、法律が作られた当初「人口100万人」が基準でしたが、国が市町村の合併を進めるにあたり要件を緩和し、現在は法の50万人を最低ラインにした上で、おおむね70万人が目安になっています。
政令指定都市を置くメリットは、都道府県を介することなく国と直接やりとりができるようになるため、市民にきめ細かい行政サービスを届けることが可能になることです。