SDRとは、 国際通貨基金(IMF)に加盟する国が融資を受けられる権利、及びその単位のことです。
「special drawing rights」の略称で、日本語では「特別引出権」ともいわれます。特別引出権とは、全世界共通の通貨単位を表しています。
通貨危機などで加盟国が通過不足に陥った際には、SDRと引き換えに他の加盟国より米ドル等の外貨を受け取ることができます。
世界貿易の拡大により、主要な外貨準備資産だった金と米ドルが不足するようになったことから、1969年に保管手段として設けられたのが始まりです。