完成工事高とは、建設業において特定の期間内に実施された工事の総金額を指します。
具体的には、工事が完成し、発注者から引き渡しを受けた段階での工事の合計金額のことです。これは、売上高の一部として計上され、建設会社の業績を評価する際に重要な指標となります。
完成工事高には、材料費や労務費、外注費、管理費などのすべての費用が含まれ、工事契約に基づいて決定されます。
入札においては、過去の完成工事高が入札参加資格の一つとして求められることがあります。これは、発注者が受注者の過去の実績や能力を評価するための基準として使用されます。
また、完成工事高は企業の規模や信用力を示す要素でもあり、金融機関からの融資を受ける際や取引先との信用取引を行う際にも重要な情報となります。